グラフィックデザインを学んだ美大生だけどエンジニアになりたい。ch.1

writer

芸術は爆発しなかった

こんにちは。高階(たかしな)と申します。秋田県在住、空前絶後の超絶怒涛の美大生です。
趣味は睡眠とゲームとオタク活動、好きな味はチョコミントです。

突然ですが、私は美大生ながらneccoのアルバイトとしてフロントエンジニアの仕事をしています。(絶賛勉強中)
大体の人は多分こう思います。

「え?美大生ならデザイナーじゃないの?」

違います。

『エンジニア』

です。
というか、私が頼み込んでエンジニアの勉強や仕事をさせてもらっているのです。

ここでは、美大生の私がどうしてエンジニアになりたいのかを書いていきます。
そして、『美大生だけど情報系にも興味がある』という方にも是非ともご覧になっていただきたいです。あまり有益な情報は無いと思いますが、モチベーションは上がるかもしれません。

この記事はエンジニア経験のない美大生の視点で書かれているので、私が見て聞いてきた何かしらの知識から参考になりそうなことを吸収してもらえれば嬉しいです。

エンジニアを目指そうと思ったきっかけ

エンジニアを目指そうと思ったきっかけ

現在私は大学でグラフィックデザインの勉強をしていますが、高校まではごく普通の理系女でした。
幼少期から父親のパソコンを触って遊んでいた影響か、コンピュータが大好きな人間に育ってしまいました。とりわけイラストを描くのが好きで、青春時代全てを二次元の画面に捧げてしまったと言っても過言ではありません。
そのまま大学もなんとな~く情報系かな…と思っていたのですが、大学受験時、突如としてグラフィックデザインを学びたくなり、現在の大学に入学した次第です。

受験生の時は漠然とデザイナーになりたいと考えていたのですが、入学後に「やっぱり仕事でも得意なパソコン触りたい」という意志が働きました。就職を本格的に考え始めた時、その辺に詳しい姉(not情報系)に相談したところ、
「エンジニアなら文系出身の人も多いし大丈夫でしょ」
という回答が返ってきました。

ここでエンジニアになることを決意したのです。

美大に入って得たもの:その1

まず得たのはmacの使い方ですね。私はwindowsからmacに乗り換えたクチです。
昔はwindows95→XP→7と使ってきたのでそっちに慣れてはいたのですが、macを使い始めてからUIが美しく使いやすいことと、制作・開発環境が十分であるということで、現在は完全にmac一本で作業しています。操作も直感的ですし。
windowsをdisるわけではないですが、8からはもう使えないですね。

超どうでもいいのですが、最新のiPhoneにしてApplePayを駆使するのが夢です。秋田県にSuica導入してほしいですね。マジで願望です。

美大に入って得たもの:その2

次にコンテンツの制作手段と方法を修得しました。
私の通っている大学は特にデザインに力を入れているため、グラフィックに関しては充実した講義を受けることができました。動画の作成方法、画面の構成や色彩の知識、タイポグラフィ、あるときは美術史、またあるときはweb、プログラミング…などなど。これを学んでおけば一通りの作品制作ができるようになる!という感じです。学んでいるうちに自分がやりたいことが見えてくるのではないでしょうか(自分がそうでした)。そして何故か卒業と共に学芸員資格も取得予定です
ここからは自分が専門的に研究したいと思うことを選んで卒業研究(論文)として制作しなければなりません。私は4年次なのでこれから研究に入って行きます。内容はプログラミングが関係してくるものです。もしも機会と時間があれば、webにオープンサービスとして公開してみたいです!

大学や趣味で制作したもの

JAGDAポスター
「日常に密着するSNS」
JAGDAの学生コンペで恐れ多くも入賞をいただいた作品です。
テーマは『SNS』でした。
JAGDA 学生コンペ2016

イラスト
イラストですね。説明は特に無いです。中途半端に齧っているせいでイラストレーター志望に間違われます。
ソフトはCLIP STUDIO、ペンタブはIntuos Proです。最近までペンタブはBamboo Funという現在廃盤の化石を使っていました。CLIP STUDIOは非常に便利なので、イラスト・漫画制作の他にも簡単なグラフィックデザインを制作するのに向いていると思います。

今更ですが、私はものすごいオタクです。大学入学後から同人活動とか東京遠征とか色々してきましたが、その活動も仕事とはまた別に趣味でやりたいことだと思っており、これからも趣味の範囲で続けていきたいと考えています。

イラスト2

蛇足ですが、個人的に、趣味でイラストを描いている人でも「仕事でもイラストを描きたい」というタイプと、「仕事は全く別の分野にして、趣味でイラストを描きたい」というタイプがいると思います。
私は専ら後者で、イラスト以外へのベクトルも大きく向きすぎているのでクリエイター職には向いてないと判断しました。もしかしたらこのタイプが少数派なのかもしれませんが、美大生に無理に「エンジニアにならない!?」なんて勧め方は勿論いたしません。
ただし、美大生だから必ずしもクリエイター職にしかなれないと自ら道を狭めるのは勿体ないことだと思います。
人間、好奇心があればなんだってできますし、だいたいなんとかなります。

エンジニアを目指していると身内に言った際、「美大に入った意味あるの?」とか言われたこともありますが、全くそんなことはありません。得た知識や技術は社会に出てから役立つことばかりです。
私は4年間デザインに触れずにプログラミングだけに向き合いたくはありませんでした。卒業論文で情報言語について書いたりだとか、大学院で専門の研究をするだとかの、学問的にその道を極めたいという方向とは違います(ニュアンス的には研究でなく実践のような…)。

大学の専攻に自分で納得がいっているのも、デザインを学べば「完成したコンテンツの最終的なビジュアルの判断ができる」と思ったからです。
例えば、スマートフォンのアプリを作ったとして、UIやグラフィックがダサかったら誰も使う気にならないと思います。スマートフォンユーザーの皆が、古臭くてダサいアプリよりも見た目がオシャレで使いやすそうなアプリを選ぶのは明白です。コードが書けても、ビジュアルの監修ができるのとできないのでは大違いです。極端な話、プログラミングは卒業後に企業に入社してからも研修で勉強できるところが多いですが、デザインを入社後に学べという会社は今の所聞いたことがありません。仕事でコーディングをしながらデザインを新しく学ぶのはとても大変なので、せめて先に審美眼を磨いておけばデザインを判断することになった時に後れを取ることもないと思いました。
実際にメーカーでシステム開発をしている方にも、「開発においてデザインができる方が何かと良い」というお話も聞きましたし、私は美大に入って後悔していることは何一つありません!

入社後のいろいろ

入社後のいろいろ
neccoではwebのフロントエンジニアとして働くために、まず最初に開発環境を整えました。
大学ではDreamWeaverを使ってもちゃもちゃいじっていたのですが、neccoではWordPressを中心に作業しているため、未経験だった私は0から必死に勉強しています。
今仕事で使っている環境はWordPress、Sublime TextWockerbitbucket(gitのリモートリポジトリ)。ブラウザーはGoogle Chromeです。拡張機能はWappalyzer、WhatFont。私も新しい用語ばかりでてんやわんやなのですが、詳しい説明は後の記事で随時更新していく予定です。
後は社内SNSとしてSlackを使用しています。これすごく便利で革命的ですね。というか全てが革命的ですが。
そしてタスク管理としてTrello。これをbitbucketと共にSlackに同期しているので、Slackを見れば色々把握できるようになっています。(趣味の活動でも使えそうだなあ~)

今回のまとめ

私はたまたま美術大学に入ることができたので、デザインを学んだからこそエンジニアとしての仕事に+αすることができています。でも、好奇心を持ち続けて知識を貪欲に食べていけば、どんな分野出身だってエンジニアになれるはず!と私は思っています。あのエジソンだって小学校中退ですし。
かの有名な医師・加藤俊徳先生によると脳は死ぬまで成長するらしいし、某文学小説に出演しているKさんも『精神的に向上心のないものは馬鹿だ。』と仰っています。要は何かになりたかったら、向上心を持ち全力で挑めば、何かしらの結果になって自分に返って来るということです。
私はまだまだ挑戦している段階なので、今後勉強と実践を繰り返し経験していけば、美大出身のエンジニアになれると信じています。

高階写真
これはグレープフルーツを力一杯絞るゴリラ(私)です。

次回は、エンジニアを目指す私がneccoでどんな風に仕事をしているのか詳しくご紹介します!