necco Note
リモートワークにNeWorkを導入|necco の活用事例と使用した感想
- Column
necco 東京オフィスのデザイナー、田口です。
今年の1月から2月にかけて、地元三重県でリモートワークをしていました。
necco は秋田・東京と2拠点で活動していますが、1〜2月は雪が降って東北メンバーの出社がむずかしい日もあり、メンバーが秋田、東京、山形、三重と全国に散らばっていました。
そこで、離れたところで働くみんながスムーズにコミュニケーションをとり、仕事を進めるため、オンラインワークスペースの「NeWork」を導入してもらいました。
この記事では、実際のNeWorkの活用事例と使ってみた感想を書いていきます。
NeWorkとは?
「NeWork」は、オンラインで気軽に会話ができるオンラインワークスペースです。
ルームをつくってミーティングをしたり、話したい人に直接話しかけたりできます。
常時接続すればメンバーが同じ部屋にいるような感覚で雑談・会話ができ、リモートワークで減ってしまったコミュニケーションを活性化してくれます。
neccoでの活用事例
neccoでの実際の活用例を紹介します。
主に仮想オフィス、ミーティングツールとして使用していました。
始業時に「オフィス」ルームへはいる
始業のタイミングでそれぞれのメンバーがNeWorkに接続し、「オフィス」の名前がついたルームにはいります。オフィスにはメンバーアイコンが表示されるので、仮想のオフィスにみんなが集まっている感じになります。
目的に応じてルームを使い分ける
メインで集まるオフィスのほかには「ミーティング1」「ミーティング2」「精神と時の部屋」があり、目的や場面に応じて使い分けできます。
- オフィス:基本ここにいる
- ミーティング1・2:会議室・個室的な扱い
- 精神と時の部屋:集中したいときに使用
基本はテキストベースでのコミュニケーションをSlackでしているので、精神と時の部屋にメンバーがいるときもメンションをつけて話しかけることができます。
また、全メンバーがタスク管理をAsanaでしているため、ミュート・精神と時の部屋にいる状態でも何をしているかはなんとなく把握できます。(サボってるとタスクが全然完了しないので、たぶんバレちゃう)
通話モードは各自の自由
家族やペットがいる環境で働くメンバーもいたりして、それぞれ働く環境が違うため、通話のモードは自由です。
▼NeWorkのモードの切替機能
- オープン:自分の声も相手の声も聞こえる、会話できる
- ワーク:自分の声は相手に聞こえないけど、相手の声は聞こえる
- ゾーン:完全ミュート状態
わが家は愛犬がめちゃくちゃ吠えちゃうので、基本ワークモードにしてることが多かったです…。
ほかのツールと併用して仕事効率アップ
NeWorkは基本機能がシンプルなので、ほかのツールと併用することでより便利に使えます。necco では次のような形でアプリケーション・ツールと併用してました。
- Slack:テキストチャット、通知など
- Figma:ペアデザイン、画像ベースでの情報共有など
- Asana:タスク管理(会話しながら作成・整理できるのいい)
- Notion:議事録や参考サイトの共有
- Chrome:ショートカットを利用してデスクトップアプリ化
neccoのワークフローで使用しているツールと相性がよく、使いやすかったです。
通話 × 画面共有 × リアルタイム編集(Figma・Notionなど)は特に情報の密度が高く、リモートワークでも「いっしょに仕事をしている感覚」を強く感じました。
NeWorkを利用した感想
約2ヶ月間リモートワークでNeWorkを使ってみて、「機能とデザインがシンプルで使いやすい」ところが特にいいと感じました。
チャット機能がないため情報が分散せず、アイコンを見ればみんなの状況が直感的に把握できる。動作が軽く音声がクリアなところもストレスがなくてよかったです。
NeWorkのいいところ
- 動作が軽い
- 機能とUIがシンプルで使い心地がいい(チャットがない)
- 音声がクリア
- リアルオフィスのように誰がどこにいるかわかる
- 複数人で同時に画面共有ができる
- 通話ベースだからZoomよりなんとなく気軽に使える
イマイチだったところ
- 音声がつながらないバグがたまに起きる(頻度は少ない)
- 画面共有で時間のラグを感じる
トータルでみていいところの方が多く、自然に業務にとけこんでいる印象でした。
まとめ:シンプルな機能とUIで楽しく使える
リモートワークをきっかけにNeWorkを使いはじめたので、実際の使用例や感想をお伝えしました。
NeWorkは基本機能が通話と画面共有にしぼられ、機能も見た目もシンプルで使いやすいオンラインワークスペースです。導入によりメンバーの状況が把握しやすく、だれが何に困っているか、どんな助けを必要としているかがわかるところもよかったです。
メンバーアイコンが集まっている見た目もかわいく、雑談のハードルも下がるため、孤独になりがちなリモートワークを楽しくしてくれました。
リモートワークでのコミュニケーションに困っている方や会社にオススメなので、興味があればぜひ導入してみてください。
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(2024年10月時点)
田口 冬菜
Fuyuna Taguchi
三重県伊勢市生まれ。地元の二次救急病院で約6年間理学療法士として約6年働き、趣味ではじめたデザインにハマってデザイナーへ転職。転職のタイミングでより成長できる環境を求めて東京に引っ越し。都内のデザイン会社1社を経て、2020年からneccoに入社した。入社後にはモーションデザインのスキルを身につけ、現在デザイナー・モーションデザイナーとして働いている。個人ではブログを書いたり、たまに動画・映像関連のメディア出演をしたりしている。著書に『これからはじめるFigma Web・UIデザイン入門』(マイナビ出版、2022)がある。インテリア、本、コーヒー、あまいもの、散歩、人の姿勢・動作観察が好き。