田口 冬菜
writer 田口 冬菜

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「角川武蔵野ミュージアム」グランドオープン内覧会に参加しました!【感想レポート】

2020年11月、埼玉県所沢市にグランドオープンした「角川武蔵野ミュージアム」。

同ミュージアムの企画展で、neccoがブランドデザインをお手伝いしている「秋田人形道祖神プロジェクト(ANP)」さんが出展されることになりました。館内のロックミュージアムショップで取り扱われる、ANPさんのグッズのパッケージデザインも担当させていただいております。

ANPさんとのご縁で、11月4日に開催された角川武蔵野ミュージアムのグランドオープン内覧会にお招きいただき、東京メンバーの阿部、今、田口、中川が参加しました。

この記事では、ミュージアムや内覧会の感想をお伝えしていきます。

角川武蔵野ミュージアムとは?

角川武蔵野ミュージアム

角川武蔵野ミュージアム」は、日本最大級のポップカルチャーの発進拠点として、2020年11月、埼玉県所沢市でグランドオープンした文化複合施設です。

KADOKAWAと所沢市が共同で進める「COOL JAPAN FOREST構想(緑豊かな地から最先端の文化と産業を生み出し、世界に向けて発信するプロジェクト)」の一環として、ところざわサクラタウンに誕生しました。

5階建ての館内は、図書館、美術館、博物館が融合し、複合文化を楽しめるミュージアムとなっています。

施設内容

1F:マンガ・ラノベ図書館、グランドギャラリー
2F:メインエントランスホール、ミュージアムショップ、カフェ
3F:EJアニメミュージアム
4F:本棚劇場、荒俣ワンダー秘宝館、エディットタウン、アートギャラリー1など
5F:武蔵野回廊、アートギャラリー2、ブックスペース、レストランなど

グランドオープン内覧会では、1F 漫画・ラノベ図書館、3F EJアニメミュージアムは準備中のため開放されておらず、その他のエリアを体験しました。

隈研吾さんが設計した「大きな岩」のような外観

necco東京オフィスから電車で約1時間。JR武蔵野線・東所沢駅に到着して歩くこと10分。目的地には、今まで見たこともないような現実離れした外観の建物がそびえ立っていました。

現実離れした外観の建物

コンクリートの上に突如現れた「大きな岩」のような建造物。設計は国立競技場、根津美術館、浅草文化観光センターなど、数々の有名建築を手掛けてきた隈研吾さんが担当。

いろんな角度からざっくり削り取られたかのようにも見える多面体で、岩、砦、要塞のような、とにかく圧倒的な存在感を放ってました。

テーマパークの中にあるならわかる。こういうアトラクション、あるかもしれない。でも、ここは所沢。周りにはふつうに住宅、公園、西松屋、バーミヤンがあるんですよ。その中に突然現れる感じが、未知との遭遇感があっておもしろかったです。

お、大きい…!

画面中央に立っているのが私(身長152cm)

「ふゆなさん撮ってたら米粒みたいに写りました!」

今ちゃんが見せてくれた写真を見て、本当に米粒みたいで笑いました。

実際に大きいと言えばそれまでなのですが、大迫力の理由は「大きさを感じられる」点にもあったかなと思います。

ふだん高層ビルを下から見上げて「高いなー!大きいなー!すごいなー!」って思わないですよ。でもこの建物に対しては、どうしても“大きさ”を意識せずにはいられませんでした。

岩っぽいこともあり、大きい!強い!といった空気をヒシヒシと感じました。

距離感が狂うような感覚

大きさのせいか、建物に近づくと遠近感覚が狂い、距離感が上手く取れなくなる不思議な現象もありました。

壁面と地面が垂直じゃないこともあり、下から上を見上げると、ひっくり返りそうになってふらつきました。転ぶと床は固い固いコンクリートなので、建物の真下から上を見上げるときは注意してくださいね。

参考までに、実際にテッペンまで写真におさめようとして後ろにふらつき、転びそうになっている人の写真です。

日本各地の妖怪が集う企画展『荒俣宏の妖怪伏魔殿2020』

妖怪研究家、博物学者、作家などの肩書きを持つ荒俣宏さんが監修する企画展「荒俣宏の妖怪伏魔殿2020」。

角川武蔵野ミュージアム公式サイトより

妖怪研究家、博物学者、作家などの肩書きを持つ荒俣宏さんが監修する企画展「荒俣宏の妖怪伏魔殿2020」。

1Fグランドギャラリーに足を踏み入れると、大きな朱色の門が立っていました。

妖怪の世界へと迷い込む伏魔殿

門をくぐると、なんとも言えない薄暗い空間の中に妖怪絵図が展示されていました。

中へと進むと、妖怪たちからの視線を感じたり感じなかったり。天井からはお札がたくさん吊られていて、妖怪の性格がわかる言葉が書かれていておもしろい。「なんだ、妖怪もけっこう人間っぽいところあるんだな」と親近感が湧きました。

お面がズラリと並ぶ幻空堂

伏魔殿の一角には、狐の妖怪さんたちが商いをしている場面も。

高い一本下駄を履いた狐の妖怪さんが出迎えてくれました。お面をつけての写真撮影が体験でき、お面やグッズを購入することも可能なので、ぜひ足を止めて覗いてみてください。

妖怪伏魔殿ならではのお面がずらり…どれもクオリティが高い!

非日常に憧れる心をグッと掴む妖怪グッズが充実していました。

動きがかわいい狸の妖怪さんと遭遇

グランドギャラリー内を進むと、柱の影からチラチラとこちらを覗く影が。

カメラを構えて追いかけると、狸の妖怪さんが登場!

音楽に乗って踊る踊る…!追いかけると逃げる!

女子たちから「かわいい〜!」と歓声が上がるたびに、恥ずかしがる仕草がまたかわいい。追いかけたくなる。カメラを向けると、しっかりポーズを決めてくれる優しい妖怪狸さんでした。

本物の神様、秋田人形道祖神に初対面!

すっかり妖怪伏魔殿の空気に魅了されつつ、会場の奥へと進むと、道祖神とご対面!これまで写真やイラストでしかお目にかかったことがありませんでしたが、ようやく本物とお会いすることができました。

一番大きい末野のショウキサマ

大きい!!!

秋田から遠路はるばる会場に参られた末野のショウキサマ。「この場所に立っていただくまで大変だった」関係者の方々が口を揃えて話されてました。

ショウキサマと一緒に記念撮影するnecco東京メンバー

想像以上の大きさ圧倒されるnecco一同。

necco女子ズの中では163cmと身長が高い方の小雪ちゃんも、ショウキサマの前に立つとおへその高さぐらいでした。

秋田県の集落境にいる神様たちはとても力強く、長い歴史や人の思い、言葉では言い表せない特別なエネルギーを感じました。

細部までよく観察してみるとワラがしっかりと編み込まれていて、かけられた時間・伝承されてきた技術をひしひしと感じます。細部まで丁寧に作られていて、すべて手作業なのが信じられません。

会場では常時映像が流れているので、現地の様子を臨場感たっぷりに感じられます。現地でしか感じることができない空気を収めた貴重な映像です。

秋田人形道祖神プロジェクト(ANP)宮原さん&小松さん

今回の展示に向けて、現地の作り手の方々やANPのお二人が準備してこられた熱い裏話を伺いながら展示を拝見しました。

本棚の街、エディットタウン

エディットタウンは本棚の街が広がるブックストリートから始まり、4階から5階へと吹き抜ける本棚劇場などがあります。

立体的な本棚と展示が並ぶブックストリート

約2万5000冊の本が収容されたブックストリートは、本好きにはたまらない空間。9類に分けられた選りすぐりの本が立体的に並び、天井からはサイン、フラッグ、ポスターなどが吊るされていました。

本棚をよく見ると小さな本の形をしたメモスタンドがあったり、レトロテレビの中で動画が流れていたりと、どこを見ても楽しくて、ずっとワクワクしてました。

路地のようなところに迷い込んだと思えばアートや模型が展示されていたり、自分好みの本棚を見つけてウロウロしたりしているうちに、それまで一緒に行動していたneccoメンバーとはぐれてしまいました。

本好きにとって楽園のような場所だったので、次は1泊2日ぐらいでたっぷり時間をとって行きたいです。

プロジェクションマッピングも楽しめる本棚劇場

楽しいブックストリートを抜けると、本棚劇場が現れます。フロアを吹き抜ける円筒状の本棚には、どことなく歴史や真面目さを感じる分厚い書籍が所狭しと並んでいました。

にぎやかな商店街のようだったブックストリートとは空気が変わって、少し背筋が伸びます。

大学の本棚にあった、過去数年の論文を収録した分厚い本のようなものがたくさん並び、難しそうな本、歴史のある本が並んでいるのかなと感じました。まさに知の宝庫という感じ。

10分おきにプロジェクションマッピングも行われていましたが、内覧会のタイムリミットが迫っていいたため見れず残念でした…。(完全にブックストリートでテンションが上がりきってしまい、時間配分を失敗しました…)

近くで背表紙をよく見たり、落ち着いて写真を撮ることもできなかったのが残念ですが、本や図書館が大好きな身としては、高揚感を抑えずにいられない場所でした。

ロックミュージアムショップ

館内入り口の右手側には「ロックミュージアムショップ」がありました。

白、グレー、木材を基調としたクリーンな雰囲気。ミュージアムショップは入館チケットを購入しなくても入店OKです◎

天井からぶら下がるアーチ型の照明。木の形をした照明もあり、鳥が空を飛んでいるかのように感じられました。

ショップ正面、最前列で道祖神コーナーを発見!カラフルなキーホルダーが目印です。

neccoでは、「アクリルキーホルダー」「サンダワラ」「Tシャツ・トートバッグの商品タグ」などのパッケージデザインを担当させていただきました。

どのプロダクトも道祖神のイラストが生き生きしていてとてもかわいい仕上がりになっています。

数量限定のサンダワラは、この日のために道祖神づくりを伝承してきた職人さんがワラを編んで作ってくださいました。道祖神を身近に感じられるとってもレアなアイテムです。

弊社がパッケージデザインを担当したグッズを、来訪者の方々が実際に手に取っていただいているところをチラチラと眺めてはホッとしつつ、喜びを噛み締めました。

角川武蔵野ミュージアムに行った際には、ロックミュージアムショップでぜひお手にとって見てみてください!

グッズの購入は以下のECサイトからも可能です。
秋田人形道祖神プロジェクト メディアECサイト

おわりに

角川武蔵野ミュージアムのグランドオープン内覧会に参加した感想レポートでした。

本記事では外観、企画展、エディットタウン、ミュージアムショップなどをピックアップして感想を書きましたが、実際まだまだ伝えきれないほど見応えのある施設になっています。内覧会では公開されなかったエリアもいくつかあったので、neccoメンバーも日を改めてうかがいたいと思います。

都心から少し離れた緑豊かな土地にオープンした角川武蔵野ミュージアム。非日常を味わうことができ、大人も子どもも楽しめる場所になっているので、機会があればぜひ足を運んでみてください!

以下の関連記事も順次公開予定です!お楽しみに。

  • 初めての撮影レポート・角川ミュージアム(執筆中)
  • 事前ロケハンなしでチームで撮影をする場合はどう撮影すべきなのか考えてみた(執筆中)
  • ロックミュージアムショップの道祖神グッズについて解説!(執筆中)

関連リンク

田口 冬菜
田口 冬菜 Fuyuna

三重県伊勢市生まれ。元理学療法士。臨床6年目、趣味から始めたデザインに夢中になり、デザイナーに転職。2019年に上京。2020年6月からneccoにデザイナーとして参画し、人の心を動かすもの、魅せるデザインを日々探究している。モーショングラフィック・動画の制作にもハマっている。人と本とお出かけが好き。何もしないことが苦手。